歯ぎしりの原因と対策

歯ぎしりは自覚症状の少ない方が多く、家族や友人に指摘をされて気付くことが多い症状です。

歯を食いしばる夢を何度も見たり、睡眠時に自分の歯ぎしりで起きた事のある方などは、一度、クリニックや歯科医院で診てもらう事をオススメします。

その前に、歯ぎしりの原因・治療法・対策などの情報を下記にご紹介しておりますので、お悩みの方は是非参考にしてください。

原因1. ストレス

歯ぎしりの原因で最も多いのが、ストレスです。 環境の変化や、積み重なった心身疲労、思いがけない心的ストレスによって引き起こされます。

また大人だけでなく、転校や試験など、学校内でのストレスにより子供にも起こります。

ストレスが溜まるとなかなか眠れず、少ない睡眠時間では疲労が取れないため、深く眠ることができず歯ぎしりをする傾向にあるようです。

<対策>

ストレスから逃れることができない現代社会において、自身でコントロールすることにより歯ぎしりを緩和することができます。 ストレスを発散するには、ONとOFFの切り替えを出来るだけ心掛けるようにしましょう。

趣味を楽しむ時間を作る、旅行へ行き気分転換をする、美味しいものを食べるなど、日々頑張っている自分に休養を与えることで、疲れた心身をほぐしてください。 また、質の良い睡眠を取ることを心がけましょう。

原因2. 噛み合わせ

噛み合わせが原因で歯ぎしりをするようになることもあります。 噛み合わせは成長とともに変化し、自分にとって心地よい噛み合わせにするために、自然と歯ぎしりを引き起こすことがあります。
幼児期、成長期、成人期と過ごす中で、顎の形や歯の形も変化します。更に高齢になってくると、顎や歯茎の筋肉が衰えるため更に噛み合わせは悪くなります。

<対策>

もし、虫歯や歯周病などを放置している方がいらっしゃいましたら、悪化とともにに歯ぎしりの度合いが強くなりますので、すぐに治療を行ってください。 矯正、マウスピース、歯の治療により改善は大きいのですが、一つ注意していただきたいことがあります。必ずクリニックで歯型を取り、自分に合ったマウスピースを使用してください。

市販で売られているものでも多少の改善は見られますが、ご自身に合ったマウスピースで歯科医のアドバイスを受ける方が、緩和も早く経過観察をしてくれるので安心です。 矯正治療も、歯並びを整えることで見た目と歯ぎしりが改善する効果的な方法です。

時間と費用、見た目の悪さなど気になる事はたくさんあるものの、10年後、20年後を考えますとやって良かったと思われる方が多いです。 そのあたりも含めて、じっくりアドバイスをいたしますので悩まれている方はぜひクリニックへおこしください。

原因3. 歯を食いしばっている行為

日常的に歯を食いしばらなければいけない運動やお仕事をされている方は注意が必要です。筋肉を日常的に使用していると、脳と身体は自然と記憶するため癖になるからです。 就寝中も歯を食いしばり、歯ぎしりしている可能性が高いでしょう。 身体の症状として、肩こりや頭痛の原因にもなりますので注意してください。

<対策>

日中、歯を食いしばる必要がある方は就寝時だけでなく、仕事やスポーツをされる方はマウスピースの装着をおすすめいたします。 審美歯科に通われている女性も、冬場はマスクをしている方が多いので話す必要が無い場合マウスピースをしている方が増えています。 肩こりや頭痛が減ったという方も多くいますので、一度相談にいらしてください。

歯ぎしりによって起こる症状

症状1. 歯の痛み

<歯が割れる>

歯ぎしりの連続で歯に亀裂が入り、そこから細菌が入り神経に感染してしまうことがあります。 初期の状態は少ししみたり噛んでも少し痛いという程度ですが、悪化すると痛みが強く出てしまい、そのまま放置すると神経が死んでしまうこともあります。

<噛む動作をすると痛い>

歯ぎしりをすることで歯の周りにある歯根膜が炎症を起こしていると考えます。 どの歯なのか、上なのか、下なのか、痛い箇所が特定できない場合は、虫歯ではなく歯ぎしりによって痛みが出ているでしょう。

<顎が痛い>

顎は、左右の関節の部分で骨と繋がっています。歯ぎしりによって、顎の関節にある軟骨の関節円板がズレたり穴が空くなど変形をするため顎関節症になります。

症状2. 体への異変

<片頭痛や肩こり>

歯ぎしりをしている方は、顎から首、肩にかけて繋がっている筋肉が緊張の為疲労している可能性が高いです。 顎から頭の横に広がる筋肉を側頭筋と呼びます。歯ぎしりを繰り返すことで、側頭筋が緊張し頭が締め付けられるような片頭痛が起こることがあります。

<顔が張る>

歯ぎしりの際に、顔の周りの筋肉をフルに使う為どうしても筋肉が発達してしまいます。 食いしばりを続けていくと以上に発達するため、顔が張ってしまいます。

歯ぎしりの治療法

治療法1. 噛み合わせの治療

虫歯、抜歯後の放置や治療途中のような人は、ちゃんと最後まで治しましょう。 左右両方で正しく噛めるようにすることは重要です。

治療法2. 矯正治療

歯ぎしりは誰でもします。矯正をしたからといって歯ぎしりが止まるともいいきれません。 ただし、顎の痛みや歯の位置が正しい位置に収まるため有効な手段の一つとされています。

治療法3. マウスピースを使った治療

マウスピースの良いところは、たとえ擦り減ってしまってもまた作れるという点です。 本当の歯では、歯を神経と共に失ってしまうと元に戻せません。市販のマウスピースは、自分で形を整えて歯に合わせるタイプです。
奥歯までしっかり覆うことができないため、噛み合わせが悪くなります。歯医者できちんと型取りした自分にフィットしたものを作ってください。

子供の歯ぎしり

歯ぎしりの時期

<0歳~1歳>

赤ちゃんの時から、歯ぎしりは始まります。 歯を使う練習や、顎の骨を強くしたりします。

<2歳~3歳>

一番奥の乳臼歯が生える時期で、乳歯がだいたい生え揃う頃です。 奥歯が生えてくることで、違和感から噛み合わせが気になり歯ぎしりをします。

<4歳~6歳>

乳歯から永久歯へと生え変わる時期になります。 成長と共に顎も大きくなるため、歯と歯の間に隙間が出てしまうので 無意識に歯ぎしりをして噛み合わせを調整しようとします。

子供もストレスの影響で・・・

大人と同様、子供もストレスが原因で歯ぎしりが起こることがあります。 子供が安心できる環境と気持ちを整えてあげると、自然と治っていくことがあります。 ただし、歯ぎしりがひどく歯の擦り減りや歯並びが気になる場合は、クリニックや歯科医院で診てもらった方が良いかもしれません。

また、10歳を過ぎて永久歯が生えそろった後も、歯ぎしりを続けている場合は注意が必要です。噛み合わせの調整が原因ではないと思われます。
治療は主に、マウスピースを使いますので子供の口に合ったマウスピースを作り、睡眠時のみ装着するなど専門家や医療機関のアドバイスを受けてください。 永久歯の生え方が悪く、歯並びを整える必要がある場合は歯科矯正となります。