顎関節症の原因と症状について

顎関節症の原因は、日本人特有の顎が小さいという骨格や癖、ストレスなどが関係していると言われています。顎関節症の発症を未然に防ぐ意味でも生活習慣の改善や顎関節症の原因・症状を詳しく知ることは重要になってきますので、気になる方は是非参考にしてみてください。

そもそも顎関節症とは?

そもそも顎関節症とは、顎の関節の周りに何らかの要因で痛みや炎症、口が開けづらいなどの機能低下が起きることを言います。
顎関節症の主な症状は下記の3つで、症状を放置し悪化が進むと顎の関節の骨が変形して手術が必要となったり、リハビリに数ケ月かかったりする場合もあります。

  • 顎を動かすと、「カックン、カックン」「ミシ」「ジャリッ」と音がする
  • 口を大きく開けると痛い
  • あごの関節、頬の筋肉が痛い

※頭痛・耳鳴り・肩こりなどを併発する場合もあり

顎関節症の5つの原因

1. ストレス

精神的ストレスがあると、顎に力が入りやすく歯ぎしりや食いしばりをしがちです。
頻繁に歯ぎしりや食いしばりを行なうと顎の関節や筋肉に強い負担をかけてしまうため、顎関節症のリスクが高まります。

2. 日常的な癖

「気付いたら頬杖をついている」「片側の歯で食べる」といった癖がある方は、負担がかかっている方の顎がゆがんでいき結果として顎がずれて顎関節症になるため、注意が必要です。

3. 顎の骨格

時代の流れによる食べ物の変化により、昔に比べ噛む力が弱まり顎の骨格が小さくなっている傾向にあります。
顎が小さいと関節も小さいことになるので、食べ物を噛むときは多くの力が必要となり、歯と顎への負担が大きくなります。
歯と顎への負担が大きくなることによって顎関節症を引き起こしやすくなります。

4. 歯の噛み合わせが悪い

歯の噛み合わせが悪いと、偏咀嚼や歯ぎしりや噛み締めなどの癖につながりやすいと言われているため、顎関節症を誘発しやすくなります。

5. 顎のケガ

顎のケガや外傷があると顎関節に大きな負担がかかるため、顎関節症が発症しやすくなる場合があります。

顎関節症の症状や障害

顎関節症は、ダメージを受けている箇所によって症状や状態が異なります。主に下記の4つに分類されます。

1. 顎関節痛障害

歯の噛み合わせが悪い状態で食事を続けたために、顎関節がねじれてしまった状態です。顎を動かす時に強い痛みを生じます。

2. 変形性顎関節症

長期間、顎の骨に負担がかかり下顎の骨が変形してしまっている状態です。変形性顎関節症にかかっている方は、比較的年齢層が高い傾向にあるのが特徴です。

3. 咀嚼筋痛(そしゃくきんつう)障害

食事をする時に使用する筋肉が、噛んだり締めたりする動作によりダメージを受けたために起こる障害です。
咀嚼筋だけでなく、こめかみの近くの側頭筋も同様に痛みが起こっている場合があります。

4. 顎関節円板(がくかんせつえんばん)障害

顎の関節である顎関節円板(がくかんせつえんばん)がズレている状態です。
顎関節円板にズレが生じると「関節を動かした時に音がする」「痛みを感じる」「口が開きにくい」などの症状が起こります。顎関節症患者の約7割が、この顎関節円板障害と言われています。